アメリカ大好き かろじん です。
コロナ禍も一服し、久々に家族で海外旅行を考えている方も多いのではないでしょうか?
2023.3-4でロサンゼルスに家族旅行をした経験をもとに、旅行先としてロサンゼルスを考えられている方に向けて、次のような内容を解説した記事になります。
・LA家族旅行でのおすすめ移動手段は?
・アメリカでレンタカーって怖くない?
・レンタカー借りるにはどうすればいい?
こちらの記事で「ロサンゼルスへの家族旅行を考えた際の基礎知識」の全体をまとめていますので、他の情報も含めて知りたい場合は、こちらを見てみてください。

家族旅行ではレンタカーがおすすめ

土地が広大なアメリカでは公共交通機関が整備されていないところも多く、限られた期間・複数人数で移動することになる家族旅行では、レンタカーが最適な移動手段になります。

その理由としては、以下のようなものです。
・荷物の持ち運びが容易である
・自由な旅行計画が組める
・公共交通機関がない場所にも行ける
・セキュリティ面と快適性が高い
・アメリカの道は広く、走りやすい
・レンタカーの料金が安い
・スマホがあればカーナビになる
メリットを上げていけばきりがないですが、どうしても荷物が増えてしまう家族旅行では公共交通機関を使うのはいちいち不便。移動中にスリや盗難にあうリスクも、どうしても高くなってしまいます。
アメリカならではの雄大な景色を観たり、まだ小さなお子様もいる場合、一緒に色々な観光スポットを巡ろうと思えば、レンタカー以外の選択肢は、相当旅のハードルが上がると思います。


一方で、アメリカでレンタカーを借りて運転するのは、そこまで難しくないです。
アメリカで車を借りるために必要な準備や、実際のレンタルの流れ、アメリカで運転する際に気を付けることなどについて、この後解説していきます。
レンタカーに乗るために必要な準備


アメリカ旅行でレンタカーを借りる場合に、旅行前に追加で準備すべきことは下記3つです。
・国外運転免許証の取得
・レンタカーの予約(保険含む)
・アメリカでつながるスマホ準備
それぞれ解説していきます。
国外運転免許証の取得
国外運転免許証の取得は、とても簡単です。
日本でパスポートと普通自動車運転免許証を持っていれば、最寄りの運転免許更新センターにて書類手続きのみで即日発行してもらうことができて、発行から1年間有効です。
詳しくは最寄りの運転免許更新センターに確認してください。



私の時も 下記のものを持参すれば、すぐ取得できました!
・有効期限内のパスポート
・普通自動車運転免許証
・写真1枚(縦4.5cm×横3.5cm)
・手数料 2,350円



有効なパスポートや普通自動車運転免許がない場合は、事前にそちらの発行・更新手続きを行ってからやってくださいね。
国外運転免許証は、帰国後不要になれば 最寄りの警察署・免許更新センターに持参し、きちんと返納しましょう!
レンタカーの予約(保険含む)
レンタカーの予約は、旅行代理店でもお願いできると思いますが、旅行通販サイトなどから自分で予約すると手軽で、費用も安く抑えられます。
私が利用した旅行通販サイト「エクスペディア」の例で、実際のレンタカー予約の手順を解説していきます。
1. 基本情報入力


「エクスペディア」のサイトにアクセスし、「レンタカー」のタブを選択したら、レンタカーの受取場所と期間を入力しましょう。
ロサンゼルス国際空港でレンタカーを受け取り、帰りも同じ場所に返すのであれば、出発欄のみ「ロサンゼルス国際空港」を選択してください。
レンタル期間は、今回は適当に「10月1日~10月7日」の期間で選択してみます。
「出発時刻」と「返却時刻」は、飛行機の到着・出発時間を確認し、余裕を持った時間で設定してください。
ロサンゼルス国際空港からレンタカーセンターまでは、15分程度無料シャトルバスで移動することになるので、「出発時刻(レンタカー受け取り予定時刻)」は行きの飛行機到着予定時刻の1~2時間後、「返却時刻」は帰りの飛行機出発予定時刻の3時間前で設定いただくといいです。



「出発時刻」と「返却時刻」は参考情報なので、多少ずれても問題になりません。ご安心を!
2. 車種の選択


表示された画面から、車種を選択していきます。
スライダーでレンタルする車の車種を選び、選択していきましょう!
4人以上の家族旅行の場合 ミニバン がおすすめ。
スーツケースなど大きな荷物も一緒に積めて、スペース的にも乗り心地が良いためです。



アメリカは全体的に日本より道路の幅が広々としているので、大きな車での運転がやりやすいですよ!
3. レンタルする車の決定


車種を選択すると、実際の候補が画面下の方にリストされますので、予約する車を選択しましょう。
走行距離が無制限となっているのを確認し、価格の最もお手頃なものを選んだらよいと思います。
私が旅行した時も「Nissan Questまたは同程度」のものを選択し、実際の車は日産「シエナ」(日本未発売)という日本のセレナより一回り大きなミニバンでした。
スーツケース4つを積んで、その上 5人が搭乗しても十分に快適な広さがあり助かりました!
4. 任意保険・追加オプションの決定


次に、任意保険(レンタカー保険)と追加オプションを選んでいきます。
レンタカー保険は、旅行先で事故に巻き込まれ車を損傷した時に、その修理代を保障してもらうための保険。
海外旅行傷害保険とはカバー範囲が違うので、レンタカーを借りられる際は一緒に加入しておくのが無難。
その他のオプションもここで選択できます。
小さなお子さんがおられる場合は、忘れずに「チャイルドシート」も予約しておきましょう。
「カーナビ」についてはここでは選択せず、スマホを車と接続して「Google Map」をカーナビとして使用するのがおすすめです。
私の場合、ここでカーナビも予約していたのですが、レンタカーの受付の際「(もう誰も使わないので)カーナビレンタルは今やっていない」と言われ、レンタル自体ができませんでした。
結局「Google Map」で代用でき、その方が便利でカーナビのレンタル料も掛からないと分かり、結果的には良かったです。
5. 個人・支払い情報の入力


最後に個人情報やクレジットカードの情報を入力します。
エクスペディアの会員であれば、アカウントの情報を引っ張ってくれるので少し手間が減りますよ。
予約成立後、一旦入力したクレジットカードに対して請求がされますが、実際に車を受け取る48時間前までであれば、無料でキャンセルが可能。
(※ 期間中にキャンセルした場合は、クレジットカードに返金処理されます。)
6. 入力内容確認と予約確定
最後に、これまで入力した情報が間違いないことを確認し、予約を確定して終了です。
予約確定後は、エクスペディアやレンタカー会社、保険会社から別々に予約受付メールが届くので、保管しておきましょう。
予約関連の書類は、印刷し旅行に持参しましょう。
レンタカー受付の際、スムーズに手続きできます。
早めの予約が安心なのは間違いないですが、個人的な感覚として(絶対とは言い切れませんが)ロサンゼルス国際空港でレンタカーを借りるのであれば、車も大量にあるので枯渇するのは考えにくいです。
なので、レンタカー予約は旅行準備の終盤(旅行の1~2週間前)に予約する形で問題ないでしょう。
アメリカでつながるスマホ準備
一昔前までは、GPSと呼ばれる外付けのカーナビを現地で購入かレンタルし、レンタカーに接続して運転するのが基本でした。
最近はレンタカーに自分のスマホをUSB接続すると、自動的にスマホにインストールした「Google Map」と同期し、車のモニター画面でカーナビ操作できるようになっています。


「Google Map」なので地図情報も常に最新。
渋滞情報や迂回路・到着予定時間なども外付けカーナビよりはるかに正確でした。
また、スマホの言語を日本語に設定していれば、音声ナビゲーションも日本語でしてくれますし、スマホの音楽サブスクアプリともつながっているので、車の中で好きな音楽を車内スピーカーで楽しむこともできます。
逆にスマホは車側から常に充電されている状態なので、途中で電池切れの心配もないです。



便利な時代になりました
■ 音楽サブスクアプリへの加入
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そうなると、準備すべきは アメリカでもスマホでネットが使える環境 ということになります。
皆さん日本でもスマホを使われていると思いますので、アメリカでもそのスマホを使うのが簡単!
具体的にはアメリカで使えるSIMを購入するか、モバイルWi-Fiをレンタルするかです。
アメリカで使えるSIMの購入や設定方法については、こちらの記事で解説していますので参考にしてください。


ロサンゼルス国際空港からの行き方


ロサンゼルス国際空港(LAX)から、予約したレンタカーを受け取る(返却する)場所までは少し距離があり、空港から出ている無料シャトルバスに乗って、そこまで移動します。
混雑具合にもよりますが15分程度の移動です。
ロサンゼルス国際空港からの無料シャトルバスが出ているのは、下記のレンタカー会社です。





本当にたくさんの会社がありますね!
空港を出たら、予約した自分のレンタカーの会社を確認し、その会社の無料シャトルバス乗り場に向かいましょう!





紫色のバス停が、レンタカー用の無料シャトルバスが停まるところです。
無料シャトルバスは、空港のターミナルをまわった後、大きなパーキングに向かいます。


パーキングでは色々なレンタカー会社が入っていますので、パーキングに着いたら自分の予約したレンタカー会社の受付カウンターに向かいましょう!


列に並んで順番が来たら、受付カウンターで下記のものを見せましょう。
・パスポート
・国外運転免許証
・日本の運転免許証
・予約確認票のコピー
(※ 予約番号でもOK)
チャイルドシートなどをオプションで申し込みたい場合は、ここで追加でお願いすることも可能。



私は、返却時にガソリンを入れなおす心配が嫌で、この場で「返却時ガソリンリフィル不要」のオプションを追加。
受付が完了するとカウンターで鍵を渡され、指定されたパーキングスペースにある車を借りて出発する形です。
ちなみに日本へ帰国する際も、このレンタカーパーキングで返却することになります。
レシートに住所が書いてあるので、返却時はカーナビ(Google Map)にその住所を入力し、戻ってくるようにしましょう。



レンタカー返却後は、来た時と同様に無料シャトルバスでロサンゼルス国際空港に向かって帰国します!
ロサンゼルスの運転で気を付けること


アメリカでの運転は日本と違い左ハンドル・右側通行なので、日本で運転に慣れた人でも運転するの怖いですよね?
なかなか日本にいながら、左ハンドル・右側通行を実践練習をするのは難しい。
よって ぶっつけ本番にはなってしまいますが、とても広いレンタカーパーキングの中で少し運転に慣れてから、パーキングの外に出るようにするのがいいでしょう。



最初は本当にドキドキかと思いますが、10分も運転すれば「こんなもんか」になってきます!
「Google Map」のスマホカーナビが無事接続できたら目的地を設定し、その指示に従って運転する形で大丈夫です。



ワイパーと方向指示器のレバー位置が左右逆なので、途中曲がろうとしてワイパーを動かしてしまうのは、日本人のアメリカ運転あるある。
赤信号右折 と NO TURN ON TED
一つだけ、日本と交通ルールが大きく違う点は、頭に入れておいた方がいいです。
それは、アメリカでは赤信号でも右折はできる ということ。





右側車線で赤信号で停車していたら、後ろの車にクラクションを鳴らされることがあるかも。
ただ、ここにも注意点があってどの道路でも赤信号で右折できるわけではないんです!






このような看板が信号機のところについている道路では、赤信号での右折が禁止されています。



赤信号で右折する際は、この看板がないことを確認して、ゆっくり右折しましょう!
直進がしばらく続く時は、交差点で信号に差し掛かる際 一番右側の道路を走るのは避けた方が良い ですね。
赤信号で一番右側の道路に停車していると、右折したい後続の車の道をふさいでしまうことになるので。
ガソリンスタンドでの給油
アメリカのガソリンスタンド利用も、基本的に日本で給油した経験があれば難しくはありません。
単位がリットルではなく、ガロン(1ガロン≒3.8リットル)となっているので、ガソリン代が高いのかどうか直感的に分かりにくいですが、大体この記事を書いている2023.8.25時点で日本と同等か少しだけアメリカの方が高いくらいです。



他のものの物価が日本と比べて驚くくらい高いことを考えると、ガソリンがそこまで差がないのはホッとします。
アメリカもガソリンスタンドは、セルフ形式と人がやってくれる形式の2種類。
セルフ形式であれば、日本と同様に自分で機械を操作し、給油していく形となります。
日本では 軽油/レギュラー/ハイオク から選択しますが、アメリカではRegular/Plus/Supremeの3つから選択します。





レンタカーの場合、レンタルした時に指定が無ければ「Regular」でチャージすれば大丈夫です!
支払いは、クレジットカードで行うのが便利。
もしセルフ形式でないガソリンスタンドの場合は、窓を開けてスタッフの人に、下記のように伝えましょう!
Regular, Credit Card, Fill it up !!
(レギュラー、クレジットカード、フィリットアップ !!)
「レギュラー(ガソリン)を、カードで支払うので、満杯に入れて!」ということです。



これで、十分通じます!
もし、スタッフの人がフロントウィンドウなどの掃除をしてくれたら、何ドルかチップをあげても喜ばれます。
パーキングの使い方
アメリカでのパーキングは下記大きく3種類あって、大抵どの場合でもクレジットカードでの支払いができます。
・メーターパーキング
・公共駐車場
・VALETパーキング
値段的にはメーターパーキングが安く、VALETパーキングが高いですが、海外からの旅行者にとってはメーターパーキングは少しややこしいです。
メーターパーキングは、主に路上駐車の際などであるのですが、道路脇に下記のような機械があって、ここで支払いを行う形になります。


機械によってレシートが出てきたり、出てこなかったりと色々ですが、レシートが出てきた場合は車のダッシュボードにそのレシートを置いておき、駐車中も支払い済と分かるようにしたら安全です。
ややこしいのは、道路脇のサインによって駐車できるタイミングかを判断しないといけないこと。
駐車可能時間以外に駐車していたら、違反切符を切られることになるので、慎重にチェックした上で駐車する必要があります。


このようなことを避ける意味でも、旅行者は普通の公共駐車場を探して、窓口で支払う形がおすすめです。
車で走っていると、次のような公共駐車場の看板があるので、サインに従って車を停めればOK。


最後に VALETパーキングは、レストランや美術館など公共施設で見かけます。
VALETパーキングとは、その場で車を降りて鍵を渡せば、VALET(係員)が駐車しておいてくれて、帰る時もまたもとの位置に持ってきてくれるサービス型パーキングのこと。





係の方へのチップを含むので、少しサービス料は掛かりますが、停める側にとっては一番手軽な形式。
停車をお願いした際に半券を渡されますので、帰りにはその半券を持っていくと、車をもとの位置に戻してくれます。
その他の交通機関について


ロサンゼルス市内の移動手段は様々あり、レンタカー以外に下記のようなものがあります。
・バス
・地下鉄(メトロ)
・フェリー
・タクシー
・Uber/Lyft
・自転車
この記事は、主にロサンゼルスに家族旅行を考えている方を対象としていますので、レンタカー以外であればUberかLyftを使った移動が現実的です。
ロサンゼルスは、流しのタクシーはほとんどつかまらないため、これらのアプリが便利。
タクシーが走っていないような場所でも、スマホのアプリから車を呼ぶことができます。
ロサンゼルス市内なら動いている車が多いため、5分ほどで呼べることが多く、時間を有効的に使うことが可能。
UberやLyftを使う場合は、事前にスマホにアプリをインストールし、クレジットカード情報などをあらかじめ登録する必要があります。



ロサンゼルスでスマホのSIMをアメリカ用に切り替える場合は、認証電話番号が変わるので到着後に設定しましょう。
まとめ


ここまで、ロサンゼルスに家族旅行をする際に、移動手段としておすすめなレンタカーについて解説してきました。
アメリカでレンタカーを借りるのは、日本と比べてかなりリーズナブルで、重い荷物の持ち運びの心配もいらず、旅行の利便性と快適性を大幅に高めることができます。
アメリカでの運転に対する恐怖心さえ乗り越えられれば、手続きもそこまで難しくなく、ロサンゼルス旅行が何倍も思い出深いものになるはず。
他の交通手段も臨機応変に使いながらも、レンタカーを中心の移動手段として考えてみるのはいかがでしょうか?
「ロサンゼルスへの家族旅行を考えた際の基礎知識」は、全体をこちらの記事でまとめていますので、他の情報も含めて知りたい場合は、こちらも見てみてください。

